ぽんたろう日記

人を元気付けるような言葉を綴りたい。

吉本興業の件

岡本社長の記者会見で私が思ったこと。

 

まず、所属している芸人さんたちの反応を見る限り、おそらく吉本興業の現在の上層部の雰囲気と芸人さんたちに支払われるお金に関してはたくさんの課題があるのかなと推察します。

 

ただ私は完全に外野であり、この問題に関しては所属している芸人さんたちが上層部の方と冷静に話し合っていくことだと思うので私はこれ以上は何も言及しません。

 

吉本興業に所属している芸人さんの多くが望んでいる上層部の変革。

 

では吉本興業が変わるために、岡本社長が変わるために必要な因子は何でしょうか。

 

それは

①時間

②意見する人(特に所属芸人の生の声)

③社長が間違いを犯してしまった心の根本の闇に寄り添って暖かい言葉をかける人

 

の3つかなと思います。

 

私自身、かつて何か過ちを犯した時、その瞬間8〜9割くらいの人が非難を浴びせてきて、そのうち2割くらいの人が過ちを犯した人間には何を言ってもいいと勘違いをして人間性の否定や私の周囲にいる友人の攻撃をしたりなどしました。

 

こういう環境にいると人間は生存本能からまず自分の心を死なせないために保身に走ります。

 

自分の過ちを冷静に見つめ直す余裕なんてどんどんなくなります。

 

ではどういう時に人は過ちに対して冷静に向き合いそれに対して答えを出せるのでしょうか。

 

それはこうした逆境の中で冷静に過ちを犯した人間の心の弱い部分にスポットライトを当て、絆創膏をするかのように暖かい言葉をかけてくれる人や本や映画やテレビ番組などに触れた時です。

 


人が成長するためには多くの批判者と数少ない優しい言葉をかけてくれる人の両方が必要で、逆境の中でほんの一握りの優しさが一番自分の過ちに気づかせるきっかけになるんですよね。

 


だから私はいつも味方の少ない者の味方をしたいと心から思っています。

 

 

今回の岡本社長も同じで、恐らく長い間信じてきた自分のあり方が一から崩されているわけですから

 

そこに冷静に向き合うための時間が必要ですし、

 

間違ったことから目を背けないために非難する人も必要ですし、

 

自分の生きている価値まで見失わないように後ろから支えてくれる松本人志さんのような数少ない、逃げることを許さずしかし優しく言葉をかけて心に問いかけてくれる真の意味での味方が少なくとも1人は必要だと思います。

 

 

岡本社長、松本人志さん、そして芸事に対して真剣に向き合いたいと思っている芸人の皆さん、そしてこのニュースを見ている私達、それぞれの適切な役回りが見えるような気がします。