泣きたい時は一人で泣いて
久々に心をえぐられるような出来事があった。
理不尽な他人の感情に振り回されそうになる。
信頼していたからこそその動揺は大きく、思わず街中で涙が溢れそうになる。
でも、こんな時も私を支えてくれるのはたくさんの言葉たち。
過去の自分のブログに書かれている教訓や、多くの著名人が残した言葉。
「泣きたい時は一人で泣いて、自分の傷は自分で治す」
倍賞美津子の言葉。
まだ母が元気に生きていた頃、よく口癖のように言っていた言葉がある。
「どこか遠くへ行って1人で大声で泣きたい」
家出するような形で来日した韓国人の母は、人に頼りながら生きていくのに精一杯で、日本ではなかなか1人でものを考えるための場所は作れなかったのだと思う。
最近私も同じような気持ちになる時がある。
思い切り大声を出して、頭がかち割れるくらい泣いて全てを洗い流したい。
そしてこの悲しみや傷みを大切にしたい。
執着ではない、学びに変えるための時間が欲しい。
悲しいという気持ちに蓋をせず向き合いたい。
私は何に傷ついて、相手にどうなってほしいのか。
自分は今後どうするべきか。
ここまで考えられて初めて痛みが一つの優しさへと変わるのだと思う。