ドラマ仁の好きなオープニング
私たちは 当たり前だと思っている。
思い立てば地球の裏側にでも行けることを。
いつでも思いを伝えることができることを。
平凡だが満ち足りた日々がつづくであろうことを。
闇を忘れてしまったような夜を。
でも、もし、ある日突然...
そのすべてを失ってしまったら、
鳥のような自由を、満たされた生活を、
明るい夜空を失ってしまったら。
闇ばかりの夜にたった一人、放り込まれてしまったら...
あなたはそこで光をみつけることができるだろうか。
その光をつかもうとすることができるであろうか。
それとも光なき世界に光を与えようとするだろうか。
あなたの、その手で。
ジャック・アタリ氏に関するメモ
今こそ連帯が必要である。
パンデミックという深刻な危機に直面した今こそ「他者のために生きる」という人間の本質に立ち返らねばならない。
協力は競争よりも価値があり、人類は一つであることを理解すべきだ。
利他主義という理想への転換こそが人類のサバイバルの鍵である。
ポジティブな言葉の多いジャックアタリ氏にアナウンサーはその楽観主義ともいえる言葉の根源はどこから来るのかと質問する。
それに対してアタリ氏はこう答える。
まずポジティビズムはオプティミズム(楽観主義)とは異なります。
たとえば観客として試合を見ながら「自分のチームが勝ちそうだな」と考えるのが楽観主義です。
一方ポジティビズムは自らが参加し「うまくプレイできればこの試合に勝てるぞ」と考えることです。
今の状況は「ポジティブ経済」と呼ぶものに向かうとても良いチャンスだと思っています。
ポジティブ経済とは長期的な視野に立ち、私が"命の産業"と呼ぶものに重点を置く経済です。
生きるために必要な食料、医療、教育、文化、情報、研究、イノベーション、デジタルなどの産業です。
生きるのに本当に必要なものに集中することです。
Q.共感と利他主義を訴えるジャック・アタリ氏のことを人は無私的な聖人と呼ぶかもしれませんがそこはどう思いますか?
A.いえいえ、利他主義は合理的利己主義にほかなりません。
自らが感染の脅威に晒されないためには他人の感染を確実に防ぐ必要があります。
利他的であることはひいては自分の利益となるのです。
また他の国が感染していないことも自国の利益になります。
たとえば日本の場合も世界の国々が栄えていれば市場が拡大し、長期的にみると国益につながりますよね。
アナウンサー:利他主義とは他者の利益のために全てを犠牲にすることではなく、他者を守ることこそが我が身を守ることであり、家族・コミュニティ・国、そして人類の利益にもつながるのですね。
アタリ氏:その通りです。利他主義とは最も合理的で自己中心的な行動なのです。
経済を全く新しい方向へ変化させないとこの闘いは長期的に見ると勝てるとは言えません。
戦時中の経済では自動車から爆弾や戦闘機へ企業は生産を切り替えなければなりません。
今回も同じように移行すべきです。
ただし、爆弾や武器を生産するのではありません。
医療機器、病院、住宅、水、良質な食料などの生産を長期的に行うのです。
多くの企業で大規模な転換が求められます。
果たして私たちにできるかわかりません。
パンデミックの後、人々が再び以前のような行動様式に戻ってしまうかもしれないから。
Q.「歴史を見ると人類は恐怖を感じる時にのみ大きく進化する」とおっしゃっていましたね。私たちはまさに今、進化するためにこれまでの生き方を見直すべきだと思いますか?
A.まさしくそう思います。
前進するために恐怖や大惨事が必要だというのではありません。
私は破壊的状況はのぞみませんし、むしろ魔法によって今すぐにでもパンデミックが収束して欲しいです。
しかし良き方向に進むためには今の状況をうまく活かすしかありません。
利他的な経済や社会、つまり私が「ポジティブな社会」「共感のサービス」と呼ぶ方向に向かうために。
しかし人類は未来について考える力がとても乏しくまた忘れっぽくもあります。
問題を引き起こしている物事を忘れてしまうことも多いのです。
過去の負の遺産を嫌うため、それが取り除かれるとこれまで通りの生活に戻ってしまうのです。
人類が今そのような弱さを持たないよう願っています。
私たち全員が次の世代の利益を大切にする必要があります。それがカギです。
誰もが親として、消費者として、労働者として、慈善家として、そしてまた一市民として投票を行う時にも、次世代の利益となるよう行動を取ることができればそれが希望となるでしょう。
緊急対談
パンデミックが変える世界
〜海外の知性が語る展望〜
より
コロナ疲れの正体
ダークサイドミステリー「魔女狩りの恐怖 なぜ人は、隣人を追いつめたのか?」
という番組が放送された。
父と妹とこの番組を見ていたのだが、このタイミングでこの番組が放送されたことに多少なりとも意図を感じざるを得なかった。
なぜなら魔女狩りというのは危機的状況に陥った際に人間の中に生まれる普遍的な心理、「過度な正義感」から生まれるものだからである。
今現在、日本だけでなく世界中でコロナが蔓延して外出の自粛を余儀なくされている。
そんな自粛ムードの中で我々の頭を悩ませているものがある。
それが「コロナ疲れ」だ。
そこにはなんとなく鬱々とした日が続く、ゴールの見えない戦いに気が滅入る、金銭的な不安、さまざまなネガティブな感情があるわけだが、この「コロナ疲れ」を1番大きくさせている要因はなんだろうか。
おそらくだが、1番我々を疲弊させているのはお互いがお互いを監視し合うこの生活、少しでも自粛から外れたことをしようものならネットで袋叩きに合う、そうした同調圧力から来るものではないだろうか。
同調圧力はチームワークの闇の部分である。
人間は比較的余裕があるときは一人で物事を解決しようとするが、危機的状況に陥ると一人で解決しきれなくなり集団に頼る傾向がある。
これはよく言い換えると大きな壁に対し、集団の力を合わせて乗り越えようというチームワークなのだが
物事には必ず光と闇があるように、チームワークというのは行きすぎると同調圧力となり、
その同調圧力から外れることに不安を覚えた人々は自分よりも風紀を乱す人を見ると死刑執行人の如く自分の思う社会的な正義をその人に押し付け勝手に自分は社会にとって良いことをしたのだと勘違いをする。
これを心理学用語で「正義中毒」という。
この正義中毒、科学的には正義を執行した際に強力な快感物質が脳内に放出されるらしい。
その快感を覚えてしまった人はさらに快感を覚えるべく社会を監視するようになり、監視の結果少しでも規範から外れようものならすぐに叩く、という行動に走る。
そう、コロナ疲れの正体は不安に駆られた人間の「正義中毒」による監視社会から来るものなのである。
今回はコロナ疲れという言葉でこの心理が説明できるが、実はこの心理は至る所で日々起きている。
戦時中の非国民という言葉も然り、私が去年書いた病院実習での出来事もそう、何一つとして人ごとではない。
わたしも強力な不安に駆られたら同じことを人にしてしまうだろう。
大切なのはそれを他人事ではなく自分事として自覚できているかどうか。
なぜかこういう正義中毒など人の負の心理を説明すると「あーそういう人いるよねー」と言う人の方が多いのだが
私はいつも(違う、そうじゃない)と心の中で思っている。
そういう人いるよね、ではなく
自分もやってないだろうか、自分も人にしてしまうかもしれない
と思ってくれればこの負のループが少しでも減るのになあと思う。
ワニさんが教えてくれたこと
Twitterで有名になった4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」。
ついに今月20日で100日目を迎えました。
その死はあまりにもあっけなく、ワニさんのいなくなった最後の桜吹雪がとても切ないものでしたね。
100日後に死ぬことがわかっていたら私たちが過ごすこの日常はもっと違った風に見えるだろう、そんなコンセプトから作られたこの漫画ですが、
一昨日ふと母が亡くなる100日前のLINEが残っていることに気づき、どんなやりとりをしていたかなと振り返ったら
あまりにもありふれた日常過ぎて胸が締め付けられるような想いがしました。
こんなに普通の会話をしていても100日後に亡くなってしまうんですから
いついなくなってしまっても後悔しないように、今触れ合っている物全てに感謝して過ごしたいなと思いました。
ありがたいことに今のところ私は至って健康でなのですが、突然死というのは誰の身の上にも降りかかる可能性のあることで、
そんなことを考えるとエンディングノートというのは別に死期を目前にした人でなくても書く価値のあるものなのかなと思いました。
それが一冊あることで自分の胸の中にある1番大切なことを常に意識して生きていけるような気がするから。
今度買ってみたいと思います。
大切なことをたくさんの人に気づかせてくれてありがとうワニさん🐊ご冥福をお祈りいたします...
歯科医師として歩む未来へ
ついに合格しました!
113回歯科医師国家試験。
すごくギリギリだったけど。
4月からは都内で研修が始まるわけだけれども
やはり今のうちに身につけておきたいのは社会人としての最低限のマナー。
そしてお金の勉強かな。
研修医になったら自分の無知さを忘れずに、謙虚に、そして積極的に学んでいきたいと思う。
そしてまず病院に上がったら衛生士さんの名前は全員覚える。
そういう小さな積み重ねってすごく大事だと思うから。