逆境に置かれている人に贈る言葉
他人のものさしで物事や人間関係を判断する人って多分怖いんだよね。
自分の頭で考えて、選択して、結果失敗するのが。
そんなバカな選択をすることがかっこ悪いと思ってるんだよ。
人の話を聞かずに自分の判断で間違えた道に進んだ人間のことを普段簡単に批判したりするものだから。
自分がそっち側の人間になるのが怖いんだ。
人から同じように批判されるのが。
でもね、人間だから間違う時もあるじゃん。
大切なのは自分で考えて選ぶことじゃん。
そこさえブレなければ本当に大切にするべき人や物って見えてくるんだよね。
思考回路さえ一切ブレなければ、ちょっと逆境に置かれただけで離れていく人なんか無理に大切にする必要ない、って分かるんだよ。
大切なのは自分が納得してない方向に変わらないこと。
分からないことを分かったようなフリして自分を変える必要なんかないの。
自分は変わっていないのに周りの環境や風当たりが変わったから離れていく人ってのは調子のいい時に自分から出てる甘い蜜だけ吸いたい弱い人なんだよ。
人間、真剣に自分と向き合って生きてりゃ風当たりが強くなることなんて何度もあるの。
だって物事ってミラーボールみたいに多面的なんだもん。
A面から見たら光輝かしいものでもその裏側、B面から見たら影でしかなかったりするの。
そんなものなの。
だから置かれた環境次第で同じ発言をしても捉えられ方が180度違うことなんて多々あるの。
でもそこで人間力が試されるんだよ。
環境次第で自分の意見も180度変えちゃうのか、環境に関わらず自分を貫くのか。
自分を貫くのは大変なこと。
だって人や環境に流されない分、反感をかう場面も多くなるから。
ただね、そういう時ほど普段は素通りしちゃうような美しい言葉だったり、本だったり、人間だったり、風景だったり、そんなことに気付けるの。
そういう美しいものって順風満帆な時ほど見えないから気付いた時はハッとするんだよね。
美しいものほど静かにただそこにあるだけだから。
世の中で人を動かす人ってこういう美しいものに人より多く気づけた人、つまりそれだけ逆境に置かれた数が多かった人なんだと思う。
私は今この瞬間の幸せよりも、10年後、30年後、60年後になってあぁなんて美しいものと出会ってきたんだろう、幸せだったな、って思えるようになりたいから
人のものさしや環境が変わったくらいでは自分の意見は曲げない。
たとえその瞬間間違った判断をしていたとしてもその時正しいと思ったのならそれでいいし、常に自分と向き合ってると間違ってたことなんて時間が経てば絶対に気付けるから。
だからね、もし今1人で苦しんでる人がいたら私の言葉に耳を傾けてほしい。
あなたが自分の頭で考えて正しいと思ってその行動を取ったのなら他人になんて言われようとその意思を貫いてほしい。
そういう姿勢に必ず人はついてくるから。
逆境に置かれた時ほど美しくて大切なものに巡り会えるから。
大丈夫。
間違った選択をすること自体は間違いじゃない。
大切なのは自分に嘘をつかないこと。
心の違和感を見逃さないこと。
ただね、この考え方には落とし穴があるの。
それは自分が絶対正しいとは思い込まないこと。
人の考えにも耳を傾けて共感して、自分の意見と照らし合わせてどっちの生き方がいいかな〜ってちゃんと考えること。
それでも今は自分の考え方の方がしっくりくるのならそのまま貫くんだよ。
この耳を傾ける、っていう工程がすごく大切で、自分ばっかりで人の話を聞かなくなると誰も自分の話を聞いてくれなくなるの。
ちゃんと人に関心を持って、人の弱さを認めつつ、その上で自分を大切にするの。
どうかめげないで。
あなたを遠くから静かに見守ってる人は必ずいるから。
そんな人たちの存在に気付くまではすごく辛いと思う。
だからその時まで私の言葉が少しでも支えになれたら嬉しいな。