就職と面接
ついに夢を一つ叶えました!
第一希望先の研修病院に採用していただきました!
3つほど研修プログラムが用意されていたのですが、そのなかでも1番行きたかったプログラムに採用されていたので逆立ちして大学中を歩き回りたくなるくらい嬉しかったです。
そしてなんか報告を受けた妹が電話で号泣してました。笑笑
ここで一つ、私がこの大学病院の採用試験の時に面接でした話をしたいと思います。
以前にもブログで話したように、私は採用試験を受けるための願書として、今までの自分の人生で起こったことを端的にまとめた文を事前に大学側に提出していたのですが、その内容は今までの人生の中で最も暗く辛い時期に焦点を当てたものでした。
そしておそらく外部から来る学生に関しては人柄採用をメインにしているであろう大学病院だったので、面接試験でも特に何か答えを用意していったわけではなく、自己分析だけを徹底的にしてから臨み、ありのままの自分の言葉で話しました。
そして面接官の方が特に反応していたやり取りがこちら。
(面接官)「この文章をざっと読んだのですが、本当に大変なことが続いてきたな、という印象を受けました。あなたはこの経験を通じてどうやって立ち直り、そして何を思いましたか?」
(私)「まず、私が1番心が救われたきっかけとなったのは私が心から信頼しているほんの一握りの先輩と同期の優しい言葉と、私が普段から読んでいる本の中にある哲学的な言葉でした。
人は、何か間違いを犯して孤立してしまった時に、孤立している中でその答えを無理に周りに求めても空回りしてしまうだけだなということを身をもって体験しました。
誰にも自分の心の痛みを吐けない、誰のことも信用できない中で、的確に私を救ってくれたのは外部の人の"優しさ"だけでした。
そして、私は本を読むことが本当に大好きなのですが、中でも昔の人が書いた本で今でも読み継がれている本というのは、人間が生きる上で大切にしなければならない絶対的な真理が書いてありまして、
この先の歯科医師人生でもまた、私は間違いを犯して1人になって大きな山にぶつかってしまうこともあるかもしれませんが、そんな時は無理に周りに助けを求めなくてもそういった本に立ち返れば必ずまた山を乗り越えることが出来ると確信しております。」
あの日は緊張しすぎてほとんど記憶が飛んでいたのですが、2人の面接官との会話のキャッチボールの中でこの会話の時だけは彼らの目の色が変わるのを感じましたし、1人の面接官の方は何かボールペンで長々とメモをしていました。(なにをメモしていたのでしょう...笑)
今日の研修先の発表まで期待半分、落ちた時の心の防御線半分でずーーーーーっとソワソワしていました。
私はこの採用試験を通じて就活において、徹底的に採用側の目線になることの大切さを学びました。
この大学病院が普段どういう取り組みをしていて、どういう人を欲しているのか、受かった人の人柄を見て、成績を見て、すべてを総合して自分の持てる物と合致するところを前面に押し出して戦っていく。
これが就活の極意なのかな、とまあ外部の病院一つしか受けてないので偉そうなことは語れませんがそんなことを思いました。
就活ってなんとなく恋愛と似てますよね。
相手の趣味嗜好を知り、心から相手のことを好きだと思い、誠心誠意熱意と愛情をぶつけて付き合ってくれー!と挑む感じ。笑
好きな人の好きな格好に寄せる努力とかしちゃいますしね。
私はいつも誰かにアタックする時はそんな感じです。笑
世の中こんな熱血系ばかりじゃないと思いますが、付き合う相手のことを真剣に思いやる恋愛って社会でとても役に立つことが多いと思います。
とまあ、なんか話が逸れましたが、
今日は母親に報告ですね。
家族一番の反逆児がついに最高の病院で研修することになったぞー!と。笑
なんだか将来が楽しみで仕方がないです。
はあー国家試験絶対受からなきゃ。
頑張ろう!